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コラム

改修

奈義町文化センターホール改修工事について

KODAK Digital Still Camera

昭和60年に建てられた演芸場という事もあり、年相応の老朽化も進み、今回客席の床シート及び客席の椅子

の更新をメインとして昨年度実施設計を行い、今年度工事監理を行っています。

客席数を約480席から約370席(車椅子用席除く)に減らし、1席ごとの幅を広げる事でひとりひとりがゆったり

と舞台を観賞することができます。また、新設する椅子については以前よりも木目が美しく、クッション性も

良く座り心地の良い椅子となっています。車椅子用席についてもスペースを拡張し、ゆったりとした計画となっ

ています。こだわりとしては、段鼻のノンスリップをステンレス製から真鍮製に更新しホールの演出を図っています。

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設計当初は聞かされてなかったのですが、工事着手時に9月28日より開催される「森の芸術祭 晴れの国・岡山」

の雨天時に会場に使用されると知り、当初予定より早く客席の改修工事を完了しなければならなくなったため、

客席の改修工事を優先し、急ピッチで工事を進めてきました。

施工業者の努力の甲斐もあり、何とか9月26日に部分的な検査を行い、特に大きな問題もなく、森の芸術祭に間に

合わせることができました(最終的には晴天時の場合においても使用することになりました)。

ひとまず安心すると共にこの施設が地域や多くの人に愛される施設となり、利用される様願っています。

まだ工事の途中ですが、残りの工事もしっかり務めていきたいと思います。

綜合設計 長野憲普(一級建築士)

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