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黄色いガードレール

山口へ出張に行った際に黄色いガードレールを見掛けました。

普段見かけることが多いのは白いガードレールですが、山口県が管理している県道(と一部の国道)では、黄色いガードレールが見ることができるそうです。

なぜ、山口だけ黄色に変えているのか気になり調べてみました。

きっかけは昭和38(1963)年に山口県で開催された国民体育大会でした。山口で何か特色あるおもてなしをしようと考える中で、県道のガードレールの色を県の特産として親しまれている「夏みかん」の黄色にすることになったそうです。

また、山の緑に映え、視認性が良いことから、景観整備の一環として黄色に塗り替えらたそうです。

実は山口では、黄色のガードレール以外にも地域の特徴に合わせた色のガードレールが設置されていて、山口宇部道路や小群萩道路のグレーのガードレールや城下町の歴史的景観に配慮した萩市内の道路がダークブラウンのガードレール、海岸に面している長門市では、青色のガードレール、海岸付近では腐食を防止するために亜鉛メッキを使用したグレーのガードレールが採用されているとのこと。

黄色は、山々の緑との相性も良く自然の風景と調和しながら一般的な色よりも目立ちやすく、ガードレール安全に走行することができます。また、雪が積もる冬場には、白色のガードレールより景色に同化せずはっきり視認できる為、安全性も保たれます。

全国的に白が多いガードレールですが、色について決まりはないのでしょうか。

国土交通省「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」の概要を見てみると、

「4.景観に配慮した防護柵整備にあたっての留意事項」に次の内容が書かれています。

「4-3 色彩 防護柵の色彩は、地域の特性に応じた適切な色彩を選定することが原則である。」

これを見るとどんな色でもいいわけではなく、景観との調和や地域の特色を生かした色選びが大切だと分かります。色により地域ごとの色を表現する試みが全国的に進んでいき都道府県によってガードレールの色が変わってくるのは素敵だなと感じます。 山口に旅行に訪れた際には、ぜひ県道を走ってみて黄色のガードレールを見つけてみて下さい。

                                     二級建築士 柏原

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